洗顔のやりすぎが肌荒れを引き起こす理由|正しい頻度と洗い方
さくら(28歳・美容部員)
まっすー先生(鍼灸師)
洗顔のやりすぎがなぜ肌荒れを起こすのか

先生、肌荒れしているのに洗顔を増やすと悪化するのはなぜですか?「清潔にすれば良くなる」と思う気持ちはわかるんですが。
肌のバリア機能は「適度な皮脂があって成立している」んです。洗いすぎると必要な皮脂まで失われて、悪循環が始まります。
🔄 洗顔のやりすぎによる悪循環
① 洗いすぎで皮脂膜・セラミドが失われる↓
② 肌のバリアが崩れて乾燥しやすくなる
↓
③ 乾燥を補おうと皮脂を過剰に分泌する
↓
④ 増えた皮脂が毛穴を詰まらせてニキビ・肌荒れに
↓
⑤ 「また洗って取り除こう」→ ①に戻る
| 症状 | 洗いすぎによる原因 |
|---|---|
| つっぱり感・乾燥 | 天然保湿因子(NMF)が流れ落ちる |
| 赤み・ヒリつき | セラミドが減りバリアが薄くなる |
| 皮脂の過剰分泌 | 乾燥を補おうと皮脂が増える |
| ニキビ・毛穴の詰まり | 増えた皮脂が毛穴を詰まらせる |
| 肌が敏感になる | 外部刺激が直接肌に届きやすくなる |
「洗顔のやりすぎ」7つのサイン

「自分がやりすぎているかどうか」を判断するチェックリストを教えてください。お客様にも使えるもので。
7つのサインです。3つ以上当てはまる場合は洗顔の方法を見直すサインです。
🔍 洗顔のやりすぎチェックリスト
□ 洗顔後30分以内につっぱりを感じる□ 1日3回以上洗顔している
□ 「さっぱり感」が出るまでこすって洗っている
□ 洗浄力の強い石鹸をダブル洗顔に毎日使っている
□ 洗顔後すぐ化粧水をつけないとカサカサになる
□ 脂っぽいのに頬は乾燥する(混合肌化している)
□ ゴシゴシとタオルで顔を拭いている
3つ以上当てはまる場合
→ 洗顔の方法を見直すサイン
正しい洗顔の頻度と手順

では、正しい頻度と洗い方を教えてください。
頻度の目安は「朝はぬるま湯のみ・夜は洗顔料1回」が基本です。手順も一緒に確認しましょう。
✅ 洗顔の正しい頻度
朝:ぬるま湯のみ(または低刺激洗顔料)就寝中に分泌された皮脂は適度な保護膜。朝はぬるま湯だけで十分な方が多い。脂性肌・汗をかいた朝は洗顔料を使ってもOK
夜:洗顔料を使って1回
日中の皮脂・汚れ・紫外線対策アイテムをしっかり落とす。メイクをしている日はクレンジングを先に行う
1日2回(朝夜)を超える洗顔料使用は基本的に不要
✅ 正しい洗顔の手順(6ステップ)
1. 手を洗う:手の雑菌を洗い落としてから洗顔する2. ぬるま湯(32〜35℃)で顔を濡らす:熱いお湯は皮脂を取りすぎる
3. 洗顔料を十分に泡立てる:泡が肌と手の間のクッションになる
4. 泡を転がすように洗う:こすらず、泡だけで汚れを包む。30秒以内
5. ぬるま湯で20〜30回すすぐ:首・フェイスライン・小鼻のすすぎ残しに注意
6. タオルで押さえて水分を取る:こすらず、やさしく押さえるだけ。拭いたらすぐ化粧水へ
洗顔料の正しい選び方
やりすぎて荒れた肌には、どんな洗顔料を選べばいいですか?
低刺激・保湿成分入りが基本です。アミノ酸系洗顔料は肌に近いpHで洗えるため刺激が少なく、セラミド・ヒアルロン酸入りは洗いながら保湿成分を補えます。石鹸系・硫酸塩系(SLS/SLES)入りは洗浄力が強すぎて乾燥肌・敏感肌には不向きなことが多いです。
鍼灸師視点|洗顔のやりすぎと「肺の弱り」
東洋医学的には、洗いすぎって何に影響するんですか?
東洋医学では皮膚の防衛機能(バリア)を「衛気(えき)」として、「肺」が司ると考えます。洗顔のやりすぎは物理的なバリア破壊ですが、東洋医学的には「肺の弱り」や「陰液(いんえき)の消耗」として表れやすい。乾燥した部屋・刺激の強い食べ物(辛いもの・揚げ物)・睡眠不足も肺を弱らせる要因です。
🌿 肺と皮膚を守る習慣
乾燥した部屋に長くいない(加湿器を活用する)刺激の強い食べ物を控える(辛いもの・揚げ物は肺に熱を生じさせやすい)
十分な水分補給(体の「陰」を補って乾燥を防ぐ)
十分な睡眠(肺の回復を助けてバリア機能を整えやすくする)
📌 洗顔のやりすぎのまとめ
1. 洗いすぎはバリア破壊→乾燥→皮脂過剰→ニキビの悪循環を招く2. 朝はぬるま湯のみ・夜は泡で優しく1回が基本の正しい頻度
3. 東洋医学では「衛気・肺」のバリアを守ることが皮膚トラブルの根本予防
💬 「洗っても荒れる、何を使っても変わらない」そう感じている方へ
洗顔の頻度・方法・洗顔料の選び方が複合的に絡んでいることがあります。
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